第３ラウンドの対戦チームはエントリーランキング７位の浜松チェスサークル。レイティングは接近しているので互角が予想されましたが、結果的には３勝１分。私も勝ち個人３連勝でした。
| ８．松戸Ｂ | 3.5 | 0.5 | ７．浜松チェスサークル | |||||
| 1 | B | 神田大吾 | 1737 | 0.5 | 0.5 | W | 鈴木陽介 | 1764 |
| 2 | W | 浜田健嗣 | 1719 | 1 | 0 | B | 倍井隆行 | 1761 |
| 3 | B | 大竹栄 | 1715 | 1 | 0 | W | 高安信行 | 1692 |
| 4 | W | 川中陽輔 | 1601 | 1 | 0 | B | 秋永利明 | 1162 |
(3) Takayasu,Nobuyuki (1692) - Ohtake,Sakae (1715) Team Championship 2010 (3), 19.09.2010
ECO:E32 Opening Name:Nimzo Indian Classical
1. d4 Nf6 2. c4 e6 3. Nc3 Bb4 4. Qc2 O-O 5. a3 Bxc3+ 6. Qxc3 b6 7. Bg5 h6
この局面で、a8のルークを狙った8. Qf3という手が気になりますが、8... hxg5!で黒勝勢です。仮に9. Qa8とすれば、9... Nc6 10. Nf3 Qe7 11. h4 Ba6(Analysis)でクイーンを捕獲できます。
Analysis 11... Ba6(黒勝勢）
8. Bh4 Bb7 9. f3 d5 10. e3 Nbd7 11. Bd3
Chessbaseのデータベースによれば、11. cxd5が一番多く指されているようです。一番多い変化手順は、11... Nxd5 12. Bxd8 Nxc3 13. Bh4! Nd5 14. Bf2 c5 15. e4(Analysis)です。この後は、ナイトをe7に引くかf4に出るかですが、両方とも有力だと思います。通信チェスの世界選手権の決勝戦に出場する選手を決めるCandidateトーナメントで私は、f4に出ました。今進行中です。
11...c5!
12. Ne2 Rc8 13. b3 cxd4 14. exd4
14... Ne4?
14... dxc4!とすべきでした。15. bxc4 Ba6!で黒が優勢です。14... Ne4?で互角模様です。
15. Bxd8 Nxc3 16. Bh4 Nxe2
17. Bxe2?
ここはキングで取る手でした。ルークの連絡が実現しますし、キングを広く使えます。
17.. e5
最善は、17... Ba6かも知れませんが、この手の応手は非常に迷うところかと思います。
18. O-O?
18. cxd5がベターです。以下18... Bxd5 19. Bb5 Bc6 20. Ba6で互角です。
18... exd4 19. Bf2
19... Nc5! 20. b4?
最善手は20. Rfb1ですが、20... Nxb3! 21. Rxb3 dxc4 22. Bxc4 Rxc4 23. Rb4(Analysis)は黒優勢です。20... b4?で黒勝勢になりました。
Analysis 23. Rb4(黒優勢）
20... Nb3
21. Rad1?!
最善手は、21. c5ですが、21... Nxa1 22. Rxa1 bxc5 23. bxc5 Rxc5 24. Bxd4 Rc2 25. Bd1 Rd2(Analysis)は黒勝勢です。
Analysis 25... Rd2(黒勝勢）
21... dxc4 22. Bxd4
22... c3! 23. Be3
23... Rfe8! 24. Kf2 c2 25. Rc1
25... Rc3! 26. Bf4 g5! 27. Bd6
27... Rxe2+! 28. Kxe2 Ba6+ 0-1
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