1. d4 d5 2. c4 e6 3. Nc3 c6 4. e4
4. e4と指す手をクイーンズ・ギャンビット・デクラインド、セミ・スラブのマーシャル・ギャンビット(Queen's Gambit Declined, Semi-Slav, Marshall Gambit)と言います。何故ギャンビットと言うかは、もう少し手を進めてみれば分かります。
4... dxe4 5. Nxe4 Bb4+ 6. Bd2!?
6... Qxd4 7. Bxb4 Qxe4+
序盤早々、黒は1ポーン・アップとなりました。
8. Be2!? Na6!
9. Bd6!?
9... Qxg2
黒の2ポーン・アップとなりました。こんなに気前が良くて白は大丈夫なのでしょうか?
10. Qd2!
たぶん、この局面は互角で無いかと思います。研究してみて下さい。
10... Nf6 11. Bf3 Qg6
この局面迄は私の通信チェス(世界通信チェス選手権決勝戦への出場者10人を決定するためのCandidate Tournament)の1局と同じです。
12. O-O-O
その通信戦で私は12. Ne2と指しました。上の局面はiPhone, iPad, iPodTouch用のチェスアプリ「HIARCS for iPhone」のスクリーン・ショットですが、よく見ると、O-O-Oには!が付いていますが、Ne2には?が付いています。これは良い手悪い手と言うよりお勧めの手お勧めでは無い手位の意味では無いかと思います。通信戦は20手迄進んでいますが、どう進んだかは現状非公開とさせて頂きます。11人のラウンド・ロビン戦ですが、合計10局終了する迄は非公開となっています。
Van Wely-Pavasovic戦は以下の様に進みました。
12... e5 13. Ne2 Bg4 14. Rhg1 O-O-O 15. Qe3 h5 16. h3 Rxd6! 17. Rxd6 Nb4 18. Qb3 Qh6+ 19. Kd1 Bxf3 20. Qxf3 Qh7! 21. Nc3 Qc2+ 22. Ke1 e4
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HIARCS for iPhoneには22... e4迄が定跡として内蔵されています。
Van Wely-Pavasovic戦は黒の勝ちになりましたが、最善を指せばドローのオープニングだと思います。
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