2009年9月29日火曜日

南京2R、カールセンはトパロフも破り2連勝!!


2Rの結果

Leko 1/2-1/2 Radjabov

Jakovenko 1/2-1/2 Wang Yue

Carlsen 1-0 Topalov
Carlsenのほぼ完璧と言える指しまわりに対しTopalovにいくつか疑問手が見られ、1Rに続いてCarlsenの完勝譜と言っていいだろう。
局面は、投了図。
下記解説で、...局とあるのは私の所有するChessbaseのMegaDatabase 2005に最近のゲームをプラスしたデータベースの局数を指す。


[Event "Nanjing Pearl Spring Tourney"][Site "Nanjing/China"][Date "2009.09.29"][Round "2"][White "CARLSEN, MAGNUS."][Black "TOPALOV, VESELIN."][Result "1-0"][ECO "E90"]1. d4 Nf6 2. c4 g6 3. Nc3 Bg7 4. e4 d6 5. Nf3 O-O 6. h3!?

(ECO:E90 King's Indian Classical。6. Be2が一番指されていて54845局、勝率は56%。2番目に指されているのが6. h3で5046局、勝率は58%、結構有力な手のようだ。)

6...Na6 7. Be3 e5 8. d5 c69. g4 Nc5 10. Nd2 a5 11. a3

(ここまでの局面、実戦例が2局あり1勝1敗。)

11...Nfd7 N

(新手か?過去の実戦では11...Ne8で白勝ち、11...a4で黒勝ちのゲームがあるが、この11...Nfd7も有力と思われる。)

12. Rg1 a4 13. Qc2 Nb6 14. O-O-O Bd7 15. Kb1cxd5 16. cxd5 Rc8 17. Bb5 Bxb5 18. Nxb5 Qd7 19. Nc3 Bf6 20. g5 Bd8 21. h4 Na8?! 22. Bxc5

(白優勢。)

22...Rxc5 23. Qxa4 Qc8 24. Rc1 Nb6 25. Qd1 Qh3 26. Qf3 Qd7 27. Qd3 Kg7 28.Rc2

(28. f4 exf4 29. Rcf1のような指し方もある。)

28...f6 29. gxf6+ Rxf6 30. h5!

(好手、優勢拡大。)

30...Rxf2?

(疑問手と思われる、但し代替え手は難しい、白優勢拡大。)

31. hxg6 h6 32. Nd1

(32. Nf1 Rxc2 33. Qxc2 Bg5 34. Ng3の方が更に良いかもしれない。)

Rxc2 33. Nxf2 Rc8

(33...Rc7には34. Ng4 Bg5 35. Ne3 Kxg6 36. Nf5 Kh7のような変化になり、白勝勢は変わらない。)

34. Ng4 Bg5 35. Nf3 Nc4??

(黒の挽回は難しいが、更に命を短くした悪手。)

36. Nxg5 hxg5 37. Ne3 Nxe3 38. Qxe3 Qa4 39. Qxg5 Qxe4+ 40. Ka1Re8 41. Rc1 1-0

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