2010年10月30日土曜日

最近購入したチェスの本等 #chessJP #chess #iPadJP #iPhoneJP




最近マイケル・サンデル教授の"これからの「正義」の話をしよう"(電子書籍版)をiPadで読み終えました。色々と考えさせてくれる本ですが、私には難しい本でした。特別読みにくい本という訳ではありませんが、訳の問題なのか私の問題なのか(たぶんこちらだと思いますが)理解するのに結構苦労しました。1回読むだけだと難しいかも知れません。カントの哲学は難しいようですが、機会があったら読んで見たいと思います。



最近読み始めた本です。iPhoneの英語アプリは結構持っていますが、宝の持ち腐れ状態になっているので活用したいと思いガイド用に購入した本です。



久し振りに一気読みしました。マーケティングという言葉は出てきませんが、マーケティングの一手法をわかり易く書いた本だと思います。著者の末広栄二さんからサインも頂きました。






早く読みたいのですが、全く手付かず状態です。



これも全く手付かずです。



昨日届いた本。これも早く読みたいです。



これも早く読みたいです。




これも早く読みたいです。






翻訳された小笠さんのサイン。直接購入は私が第一号とのこと。



まだ数ページしか読んでいない。
以下チェスの洋書です。殆ど積むだけ状態です。















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2010年10月27日水曜日

南京R7 カールセン、アナンドに勝ち損なう #chessJP

[Event "Pearl Spring Chess Tournament"]
[Site "Nanjing"]
[Date "2010.10.27"]
[Round "7"]
[White "Carlsen"]
[Black "Anand"]
[Result "1/2-1/2"]
[DisplayPlyCount "136"]

1. e4 e5 2. Nf3 Nc6 3. Bb5 Nf6 4. O-O Nxe4 5. Re1 Nd6 6. Nxe5 Be7 7. Bf1 Nf5 8.
Nf3 O-O 9. d4 d5 10. c3 Bd6 11. Bd3 Nce7 12. Nbd2 c6 13. Nf1 Ng6 14. Qc2 Nfh4
15. Nxh4 Qxh4 16. g3 Qd8 17. Ne3 Re8 18. Bd2 Nf8 19. Nf5 Bc7 20. Rxe8 Qxe8 21.
Re1 Be6 22. Qc1 f6 23. Qd1 Qd7 24. Qf3 Re8 25. h4 Bf7 26. Rf1 Bg6 27. h5 Bxf5
28. Bxf5 Qf7 29. Kg2 g6 30. Bd3 f5 31. Rh1 Ne6 32. hxg6 hxg6 33. g4 Bf4 34. Be3
fxg4 35. Qxg4 Kg7 36. Rh5 Bxe3 37. fxe3 Nf8 38. Rh3 Kg8 39. Rf3 Qe6 40. Qf4 Kg7
41. b3 Qe7 42. c4 Rd8 43. Rh3 Rd6 44. Qh6+ Kg8 45. cxd5 cxd5 46. e4 Qg7 47. Qe3
Qe7 48. e5 Rc6 49. Qh6 Qg7 50. Qh4 a6 51. Rf3 Qd7 52. b4 b5 53. a3 Qc7 54. Kg3
Kg7 55. Bb1 Nh7 56. Ba2 Qd7 57. Bb3 Rc1 58. Kh2 Rb1 59. Bc2 Rb2 60. Rc3 Qf7 61.
Kg3 Nf8 62. Rf3 Qe6 63. Qd8 Nd7 64. Rf2 Ra2 65. Kh2 Qg4 66. Qe7+ Kh6 67. Qd8
Qh5+ 68. Kg2 Qg4+
1/2-1/2




問題の局面は黒のアナンドが60... Qf7と指した局面。




ここで61. e6!!と指せば、白勝ちになると思うが、どうしてこの手を指さなかったのだろうか?黒はクイーンしかアクティブで無く、ルークは眠っている。
以下61... Qxe6 62. Rc7+ Kf8 63. Qh6+!(Qxh7?はドロー) Ke8 64. Qxh7 Kd8 65. Rc5(この一手) Qe2+(Analysis)としてもパペチュアルにならずピースアップの白が勝つ筈。



Analysis 65... Qe2+

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自家製 中華ソバ べんてん@高田馬場 #ramen

今日は、将棋の竜王戦、羽生名人対渡辺竜王戦、チェスのカールセン対アナンド戦が観たいこともあり午後休暇とした。仕事は定時の12時30分に終わる予定だったが、10分程オーバー。今日は弁当無し、何となく久し振りに高田馬場の「べんてん」に行きたくなった。初めて行ったのは10年近く前になるかもしれない。まだ、二郎に行ったことも無い時代だ。初めて行った二郎も高田馬場だったかもしれないが、その時は目的の店が見つからずに行っただけでインパクトは感じ無かった。それと比べるとべんてんのインパクトは強かった。神田側沿いにあるこのお店はいつも行列が出来ていて、いつも1時間は並んだ。場所がら学生がメインだが、若いサラリーマンもいる。私のようなおじさんは比較的少ないような気がする。麺の量が並で350g(生麺の状態)あり普通のラーメン屋さんの倍だ。今日は兎に角ここのラーメンが食べたくなった。会社を出て東西線の大手町駅に向かう。13時30分位に着く事を想定。14時30分に店仕舞いだと外出て待っている間に終わってしまうかもしれない。実際に着いたのは予想より早い13時20分位。並びも7人と今までで最低。いつもは20人位なのに人気が無くなったのかと思った。何時の間にか後ろに10人以上並んでいる。これを見て安心。



約20分待ってお店はの中に入った。少し待って奥から2番目の席に案内された。チャーシューメン1000円を注文。






チャーシューは冷蔵庫から出して余り時間が経っていないのか少し冷たかった。ちょっとスープの温度も下げているようで残念。ちょっと冷たいので気付きにくいが脂身が少し多目なので炙りチャーシューにしたら解けてしまうかもしれない。



メンマは歯ごたえも味付けも良い



小さな海苔が申し訳なさそうに2枚乗っている



麺はもう少し太くても良い。茹ですぎでは無いが、ちょっと柔らかめ。
スープは適度な濃厚さで特別塩っぱくも無く美味しく飲み干した。
完璧なラーメンでは無いが、何となくたまに食べたくなるラーメンだ。

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2010年10月25日月曜日

チェス新刊本の紹介:Gambit Busters: Take It, Keep It... and Win! [ペーパーバック] Sam Collins (著) #chessJP





昨年来日し日本のチェス大会にも参加したアイルランドのインターナショナル・マスターであるサム・コリンズ氏の最新刊。昨日予約済み。



商品の説明
内容説明
We have all had the experience of facing nasty gambits and ultra-aggressive opening play. It's scary and it's always been difficult to find good, practical advice on how to react. Now, however, help is at hand. In this book, Sam Collins tackles this subject head on. He explores in depth the basic gambit approaches, the typical mistakes made at all levels, the world-class defensive and counterattacking techniques displayed by the great players, and how you can learn from them. In addition, he covers some key theory of many popular gambits in modern chess. Be bold, be brave and grab those pawns! This book shows you how to: beat unsound gambits; keep a cool head under pressure; counterattack when the time is right; and, make your extra material count.
著者について
International Master Sam Collins is a former Irish Champion and an individual gold medalist at the 2002 Bled Chess Olympiad. He is a regular columnist for British Chess Magazine and Chess Today.

登録情報
ペーパーバック: 192ページ
出版社: Everyman Chess (2010/10/28)
言語 英語
ISBN-10: 1857446429
ISBN-13: 978-1857446425
発売日: 2010/10/28


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2010年10月24日日曜日

チーム選手権2010を振り返る(3) #chessJP

第3ラウンドの対戦チームはエントリーランキング7位浜松チェスサークル。レイティングは接近しているので互角が予想されましたが、結果的には3勝1分。私も勝ち個人3連勝でした。

    8.松戸B   3.5 0.5   7.浜松チェスサークル  
1 B 神田大吾 1737 0.5 0.5 W 鈴木陽介 1764
2 W 浜田健嗣 1719 1 0 B 倍井隆行 1761
3 B 大竹栄 1715 1 0 W 高安信行 1692
4 W 川中陽輔 1601 1 0 B 秋永利明 1162

(3) Takayasu,Nobuyuki (1692) - Ohtake,Sakae (1715)   Team Championship 2010 (3), 19.09.2010       

ECO:E32 Opening Name:Nimzo Indian Classical             

1. d4 Nf6 2. c4 e6 3. Nc3 Bb4 4. Qc2 O-O 5. a3 Bxc3+ 6. Qxc3 b6 7. Bg5 h6

Takayasu_Ohtake_7...h6

この局面で、a8のルークを狙った8. Qf3という手が気になりますが、8... hxg5!で黒勝勢です。仮に9. Qa8とすれば、9... Nc6 10. Nf3 Qe7 11. h4 Ba6(Analysis)でクイーンを捕獲できます。

Takayasu_Ohtake_Analysis_11...Ba6

                Analysis 11... Ba6(黒勝勢)

8. Bh4 Bb7 9. f3 d5 10. e3 Nbd7 11. Bd3

Takayasu_Ohtake_11.Bd3

Chessbaseのデータベースによれば、11. cxd5が一番多く指されているようです。一番多い変化手順は、11... Nxd5 12. Bxd8 Nxc3 13. Bh4! Nd5 14. Bf2 c5 15. e4(Analysis)です。この後は、ナイトをe7に引くかf4に出るかですが、両方とも有力だと思います。通信チェスの世界選手権の決勝戦に出場する選手を決めるCandidateトーナメントで私は、f4に出ました。今進行中です。

Takayasu_Ohtake_Analysis_15...e4

11...c5!

Takayasu_Ohtake_11...c5

12. Ne2 Rc8 13. b3 cxd4 14. exd4

Takayasu_Ohtake_14.exd4

14... Ne4?

14... dxc4!とすべきでした。15. bxc4 Ba6!で黒が優勢です。14... Ne4?で互角模様です。

15. Bxd8 Nxc3 16. Bh4 Nxe2

Takayasu_Ohtake_15.Be2

17. Bxe2?

ここはキングで取る手でした。ルークの連絡が実現しますし、キングを広く使えます。

17.. e5

最善は、17... Ba6かも知れませんが、この手の応手は非常に迷うところかと思います。

18. O-O?

18. cxd5がベターです。以下18... Bxd5 19. Bb5 Bc6 20. Ba6で互角です。

18... exd4 19. Bf2

Takayasu_Ohtake_19.Bf2

19... Nc5! 20. b4?

最善手は20. Rfb1ですが、20... Nxb3! 21. Rxb3 dxc4 22. Bxc4 Rxc4 23. Rb4(Analysis)は黒優勢です。20... b4?で黒勝勢になりました。

Takayasu_Ohtake_Analysis_23.Rb4

                  Analysis 23. Rb4(黒優勢)

20... Nb3

Takayasu_Ohtake_20...Nb3

21. Rad1?!

最善手は、21. c5ですが、21... Nxa1 22. Rxa1 bxc5 23. bxc5 Rxc5 24. Bxd4 Rc2 25. Bd1 Rd2(Analysis)は黒勝勢です。

Takayasu_Ohtake_Analysis_25...Rd2

                 Analysis 25... Rd2(黒勝勢)

21... dxc4 22. Bxd4

Takayasu_Ohtake_22.Bxd4

22... c3! 23. Be3

Takayasu_Ohtake_23.Be3

23... Rfe8! 24. Kf2 c2 25. Rc1

Takayasu_Ohtake_25.Rc1

25... Rc3! 26. Bf4 g5! 27. Bd6

Takayasu_Ohtake_27.Bd6

27... Rxe2+! 28. Kxe2 Ba6+ 0-1

チーム選手権2010を振り返る(2) #chessJP

第2ラウンドの対戦チームはエントリーランキング3位慶応義塾大学。全員レイティングは我々より上ですので苦戦が予想されましたが、結果的にはドロー。私の勝ちも貢献したようです。個人的には2連勝です。

    8.松戸B   2 2   3.慶応義塾大学  
1 W 北野亨 1721 0.5 0.5 B 桑田晋 2055
2 B 浜田健嗣 1719 0 1 W 中村尚広 1968
3 W 大竹栄 1715 1 0 B 古谷昌洋 1872
4 B 川中陽輔 1601 0.5 0.5 W 篠田太郎 1752

Ohtake,Sakae (1715) - Furuya,Masahiro (1872) Team Championship 2010 (2), 19.09.2010 ECO:A00 Opening:Grob's Attack

1. g4!?

Ohtake_Furuya_1g4

 私のお気に入りのGrob's Attackと呼ばれるオープニングです。ここ数年、私の先手は全てこれです。いいとこ取りで、勝率90%を超えたことがあります(7戦で6.5ポイント)。今でも7割位は維持しているでしょうか?

1... h5?!

Ohtake_Furuya_1...h5 野心的な手ですが、形を決め過ぎる手なので余りお勧めできません。普通は1... d5か1... e5です。

2. g5!? h4?!

Ohtake_Furuya_2...h4 正直この手には驚きました。3. h4を防いで、g5のポーンを孤立させようという手だと思いますが、指し過ぎの手のような気がします。もちろん過去の実戦例はありますが、2... d5或いは2... e5がベターかと思います。

3. Bg2 e5 4. d4 h3?

Ohtake_Furuya_3...h3この手にも驚きました。白は1ポーンアップでやや優勢になりました。 4... exd4 5, Qxd4 Nc6 6. Qd2で互角だと思います。

5. Bxh3 Be7

5… exd4がベター。6. Qxd4 Nc6 7. Qd2で少し白が良いです。

Ohtake_Furuya_5...Be7

6. g6

手筋です。但し、6, dxe4がベターかも知れません。

6... fxg6 7. Qd3

7. dxe5がベターでした。

Ohtake_Furuya_7.Qd3

7... e4?

不思議な手というか疑問手です。7... exd4がベターです。8. Qxg6には、8... Kf8で互角なので、白は8. Nf3と駒の展開を図り白が少し優勢です。

8. Qxe4

形勢は白がかなり良く勝勢と言って良い局面です。勿論勝ちきるのは大変ですが。

8... Kf7

Ohtake_Furuya_8...Kf7

9. Nf3!

好手です。もし、9...Rxh3なら10. Ne5+ Kf8の一手に11. Qxg6 Bb4+ 12. c3 Qf6 13. Bg5 Qxg6 14. Nxg6 Kf7 15.Nf4(Analysis)で白勝勢です。

Ohtake_Furuya_Analysis_15Nf4

                  Analysis 15. Nf4(白勝勢)

9... Bf6

Ohtake_Furuya_8...Bf6

10. Rg1?!

10. Ng5!がベターでした。以下、10... Bxg5 11. Qd5+ Kf8 12. Bxg5 Nf6 13. Qg2で依然として白勝勢でした。10.Rg1でも優勢に違いありませんが、10. Ng5には劣ります。

10... Ne7

一見、10... Rxh3と取れそうですが、11. Ne5! Bxe5 12. Qxg6+ Kf8 13. dxe5 Qe7 14. Qf5(Analysis)で白勝勢です。

Ohtake_Furuya_Analysis_14Qf5

                 Analysis 14. Qf5(白勝勢)

Ohtake_Furuya_10...Ne7

11. Qf4!? Kg8

11... Nbc6がベターでした。

Ohtake_Furuya_11...Kg8

12. Rg3

12. Bg4がベターでした。12. Rg3でも優勢ですが劣ります。

12... Nbc6 13. c3 d5 14. Bxc8 Rxc8 15. Nbd2 Qe8 16. Nf1 Nf5 17. Rg1 Nce7 18. Bd2 Qb5 19. O-O-O

Ohtake_Furuya_19O-O-O

19... Qa4

19... Qxe2がベターだと思います。依然白が優勢です。

20. a3!? a5

Ohtake_Furuya_20...a5

21. Rxg6

21. e4!?とすべきでした。21. Rxg6でもまだ白がやや優勢ですが、21. e4!?の方がより優勢でした。

 
21... Nxg6

21... Nxd4!?がベターです。

22. Qxf5 Ne7 23. Qe6+

Ohtake_Furuya_23Qe6

23... Kf8!? 24. Bg5 Qc6 25. Qxc6

25. Qg4がベターでした。

25... Nxc6 26. Bxf6 gxf6

Ohtake_Furuya_26...gxf6

黒は2ルークですが、白はポーンが2つ多いので形勢は互角です。

27. Ne3 Ne7 28. Rg1 Kf7 29. Kd2 Rcg8 30. Rg3 c6 31. c4 Ke6 32. c5 Nf5 33. Nxf5 Kxf5

Ohtake_Furuya_33...Kxf5

34. Rxg8?

黒が少し優勢になりました。ここは、34. Nh4+!?とすべきでした。以下、34... Ke6 35. Re3 Kd7 36. Nf5(Analysis)で互角です。

Ohtake_Furuya_Analysis_36Nf5

                 Analysis 36. Nf5(互角)

34...Rxg8 35. Kd3 b6 36. b4

Ohtake_Furuya_36b4

36... bxc5?

これで形勢は互角になりました。36... axb4!?とすれば、黒が優勢でした。

37. dxc5

Ohtake_Furuya_37dxc5

37... axb4?

これで白が少し優勢になりました。37... Ke6とすれば互角でした。

38. axb4??

これで黒が優勢になりました。38. Nd4+とすれば白が優勢でした。

38... Rg4??

Ohtake_Furuya_38...Rg4

39. Nd4+

これで白が勝勢になりました。

39... Ke5

Ohtake_Furuya_39...Ke5

40. Nxc6+

この手でも白が優勢ですが、40. e3!として次に41. f4を狙う手が優れました。

40... Ke6 41. Nd4+ Kd7 42. b5 Rg8 43. e4 Rc8 44. c6+ Kd6 45. exd5 Kxd5 46. b6 Kd6 47. Kc4 Ra8 48. Kb5 Ra2 49. Nf5+

Ohtake_Furuya_49Nf5

1-0